ゲスいの極み!使用中の“リアル下水管”に入れる「ふれあい下水道館」に行ってみた(2/2)
さぁ!いよいよ本物の下水管に突入の時。最後の地下5階・展示室3に入ると
中は「実物」のオンパレード。実際に使われている小平市のマンホールや、その下に埋まっている下水管なんかがそこここに。
ふと進行方向を見ると、リアル下水管への扉が何とフルオープン!
……あれ?全然クサくない。
なんということでしょう。これだけツーツーなのに、部屋に入ってから全くニオイを感じなかったとは。疑問を胸に抱きつつ吸い寄せられるように目的地へ。
「下水道見学ステージ」へと続く通路は計器や送風機、パイプがめぐらされ、さながら宇宙船内部…なワケないか。
そしてこれが内径4.5m、リアル下水管の内部!
動画で何とか水流の速さを伝えたかったけど止まってるようにしか見えない…(しかも暗すぎてピンぼけ)。ポツポツ浮いたゴミでちょっとだけお分かりいただけるでしょうか。途中でコンクリ壁を手で触わって文字通り「ふれあい」を達成したんだけど、その感触は意外にもスベスベ~!でした。
ちなみに遠くの奥の方まで見ようとしても「一寸先は闇」状態。スマホで撮った静止画でそのゾックゾク感が伝わるでしょうか?
…今見て思い出してもコワい。
さて、一番気になっていたニオイは
せいぜい公園の公衆トイレか、それより臭わない!
が正解。とはいえ3分もいれば充分な場所に15分くらい滞在し、下水管とたっぷり一生分ふれあえたので撤収~。
▼▼▼▼▼
展示室に戻るとスタッフの方にオススメされたのが今日汲んできた下水で絶賛活動中の微生物の顕微鏡観察。
おぉ~、楕円形の透き通った虫がビュンビュンと走り回ってる!
今日はゾウリムシが多いでしょ、と言って手渡されたプリント。そうそう学校で習ったゾウリムシ、こんな形だったよね。
でも今どきの子供はゾウリムシがピンと来ないらしく「サンダル虫とか言ってあげないと。草履なんて履かないからね」とのこと。なるほど。
「ここのキャラクターのヒルガタワムちゃんだけどね、モデルになったヒルガタワムシはこれ!今日はいないと思うけど」と、プリントをめくって見せられたのが、
えっ…
ぇぇえええ!
1ミクロンもかわいくない!
全然、別物やん!!
聞けばこのキャラ、ご近所のよしみで武蔵野美術大学の学生さんが描いてくれたものらしい。現物のヒルガタワムシから一気にここまで飛べる脳内変換力の何と高いことよ…。
しかし、恋心を打ち砕かれた衝撃は収まらない。一縷の望みをかけて「全部正解するとプレゼントがもらえる」というクイズに挑戦し、ヒルガタワムちゃんグッズをもらおうではないか!
これだけふれあった筆者はすでに「下水道博士」であった。余裕で全問正解し頂戴したプレゼントがこちら!
カエルの綿棒セットーーー!!
いや、いいんですよ。もらえるだけで有難いんだから。でも「ヒルガタワムちゃんグッズは売っていないし、作ってもいない」と聞いた帰り道、筆者の脳裏にはこんなフレーズが。
無いならば 作ればいいさ ヒルガタワム(字余り) 。
▼▼▼▼▼
■世界に1つだけのワムちゃんグッズ
というわけで、気付けば超有名メガ手芸店「ユザワヤ」に。
こんなとき、一番手っ取り早くかわいくできあがるのは、そう「プラバン」。
プラスチック板に絵を書いてオーブントースターで焼けば、縮んで固くなって出来上がるアレ。さっそく画像をネットからプリントアウトしてトレースじゃい!
輪郭を黒でなぞって色を塗って切り抜いて…もうここまでで充分かわいい。
クライマックスの「焼き」入れのため、自宅(シェアハウス)のキッチンへGO!
トースターにIN! 行ってらっしゃーーーい。
待つこと65秒
できた!見事に縮んだ!!
反らずに平らになるよう、熱いうちに重しを載せねば。
ヒルガタワムちゃん、ちょっと村上隆のタッチに似てるような気がしてきた。
そして待望のグッズが完成~~!
ピアス左右1セットとブローチ。ピアスの片方は焼き時間が長すぎて「痩せワムちゃん」になっちゃったけど…
ムダにかわいいっ…!
「何このキャラ、かわいい~!」と次々駆け寄ってくるシェアメイトの女子たち。
信じられるかい?こう見えて微生物なんだぜ、こいつら。
予想を遥かに上回るカワイさは、きっと元々のキャラ造形が秀でているからでしょうね。ムサビの優秀な学生さんにいつか見てもらいたい…。
▼▼▼▼▼
「リアル下水管に入れる」という突拍子もないコンセプトと、「どんなニオイなのか」が単純に気になって訪れただけなのに、ちょっとした下水道博士になったり、微生物キャラの虜になったりして濃厚なふれあいを楽しんでしまった今回。
真夏の盛りとか大雨の後とか、もしかしたら季節や天候によっては全く別次元のニオイを放っている可能性もあり興味深いところ。誰でも入館料無料で展示内容も面白いので、気になった方はぜひ気軽に「ふれあい」を体験しに行ってみては。
■ふれあい下水道館
開館時間:午前10時~午後4時
休館日:月曜(休日・祝日の場合はその翌日)、年末年始(12/27~1/5)
入館無料
公式サイト: https://www.city.kodaira.tokyo.jp/static/gesui_fureai/gesui_index.html
(スージー小江戸)
中は「実物」のオンパレード。実際に使われている小平市のマンホールや、その下に埋まっている下水管なんかがそこここに。
ふと進行方向を見ると、リアル下水管への扉が何とフルオープン!
……あれ?全然クサくない。
なんということでしょう。これだけツーツーなのに、部屋に入ってから全くニオイを感じなかったとは。疑問を胸に抱きつつ吸い寄せられるように目的地へ。
「下水道見学ステージ」へと続く通路は計器や送風機、パイプがめぐらされ、さながら宇宙船内部…なワケないか。
そしてこれが内径4.5m、リアル下水管の内部!
動画で何とか水流の速さを伝えたかったけど止まってるようにしか見えない…(しかも暗すぎてピンぼけ)。ポツポツ浮いたゴミでちょっとだけお分かりいただけるでしょうか。途中でコンクリ壁を手で触わって文字通り「ふれあい」を達成したんだけど、その感触は意外にもスベスベ~!でした。
ちなみに遠くの奥の方まで見ようとしても「一寸先は闇」状態。スマホで撮った静止画でそのゾックゾク感が伝わるでしょうか?
…今見て思い出してもコワい。
さて、一番気になっていたニオイは
せいぜい公園の公衆トイレか、それより臭わない!
が正解。とはいえ3分もいれば充分な場所に15分くらい滞在し、下水管とたっぷり一生分ふれあえたので撤収~。
▼▼▼▼▼
展示室に戻るとスタッフの方にオススメされたのが今日汲んできた下水で絶賛活動中の微生物の顕微鏡観察。
おぉ~、楕円形の透き通った虫がビュンビュンと走り回ってる!
今日はゾウリムシが多いでしょ、と言って手渡されたプリント。そうそう学校で習ったゾウリムシ、こんな形だったよね。
でも今どきの子供はゾウリムシがピンと来ないらしく「サンダル虫とか言ってあげないと。草履なんて履かないからね」とのこと。なるほど。
「ここのキャラクターのヒルガタワムちゃんだけどね、モデルになったヒルガタワムシはこれ!今日はいないと思うけど」と、プリントをめくって見せられたのが、
えっ…
ぇぇえええ!
1ミクロンもかわいくない!
全然、別物やん!!
聞けばこのキャラ、ご近所のよしみで武蔵野美術大学の学生さんが描いてくれたものらしい。現物のヒルガタワムシから一気にここまで飛べる脳内変換力の何と高いことよ…。
しかし、恋心を打ち砕かれた衝撃は収まらない。一縷の望みをかけて「全部正解するとプレゼントがもらえる」というクイズに挑戦し、ヒルガタワムちゃんグッズをもらおうではないか!
これだけふれあった筆者はすでに「下水道博士」であった。余裕で全問正解し頂戴したプレゼントがこちら!
カエルの綿棒セットーーー!!
いや、いいんですよ。もらえるだけで有難いんだから。でも「ヒルガタワムちゃんグッズは売っていないし、作ってもいない」と聞いた帰り道、筆者の脳裏にはこんなフレーズが。
無いならば 作ればいいさ ヒルガタワム(字余り) 。
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■世界に1つだけのワムちゃんグッズ
というわけで、気付けば超有名メガ手芸店「ユザワヤ」に。
こんなとき、一番手っ取り早くかわいくできあがるのは、そう「プラバン」。
プラスチック板に絵を書いてオーブントースターで焼けば、縮んで固くなって出来上がるアレ。さっそく画像をネットからプリントアウトしてトレースじゃい!
輪郭を黒でなぞって色を塗って切り抜いて…もうここまでで充分かわいい。
クライマックスの「焼き」入れのため、自宅(シェアハウス)のキッチンへGO!
トースターにIN! 行ってらっしゃーーーい。
待つこと65秒
できた!見事に縮んだ!!
反らずに平らになるよう、熱いうちに重しを載せねば。
ヒルガタワムちゃん、ちょっと村上隆のタッチに似てるような気がしてきた。
そして待望のグッズが完成~~!
ピアス左右1セットとブローチ。ピアスの片方は焼き時間が長すぎて「痩せワムちゃん」になっちゃったけど…
ムダにかわいいっ…!
「何このキャラ、かわいい~!」と次々駆け寄ってくるシェアメイトの女子たち。
信じられるかい?こう見えて微生物なんだぜ、こいつら。
予想を遥かに上回るカワイさは、きっと元々のキャラ造形が秀でているからでしょうね。ムサビの優秀な学生さんにいつか見てもらいたい…。
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「リアル下水管に入れる」という突拍子もないコンセプトと、「どんなニオイなのか」が単純に気になって訪れただけなのに、ちょっとした下水道博士になったり、微生物キャラの虜になったりして濃厚なふれあいを楽しんでしまった今回。
真夏の盛りとか大雨の後とか、もしかしたら季節や天候によっては全く別次元のニオイを放っている可能性もあり興味深いところ。誰でも入館料無料で展示内容も面白いので、気になった方はぜひ気軽に「ふれあい」を体験しに行ってみては。
■ふれあい下水道館
開館時間:午前10時~午後4時
休館日:月曜(休日・祝日の場合はその翌日)、年末年始(12/27~1/5)
入館無料
公式サイト: https://www.city.kodaira.tokyo.jp/static/gesui_fureai/gesui_index.html
(スージー小江戸)