【とってお喫茶】喫茶・軽食山百合(連載 第四回)2/2
素敵な照明がたくさんで、点いているところを見てみたい…朝だというのに撮影用に少し点けていただきました。夜に訪れても、きっと美しいでしょう。奥に見えるのはかつて公衆電話のあったコーナー。
三つ並んだペンダントライトが印象的。入口のウインドーシールやレースカーテンもロマンチック。
朝日が美しい窓際の席。
カウンターの上に店名が入っているのっていいな。そういうデザインのお店は、自分のお店により誇りを持っていらっしゃるような気がします。
広い店内はすごくきれいで、すがすがしいくらい掃除が行き届いていました。そうお伝えすると、ママさんがおそうじ好きなのだそう。歴史があるのに清潔な喫茶店に出会うと、感激してしまいます。
瀬戸物の町らしくいくつか置物があり、中でも寄り添う猫はかつてうちの祖父母が焼いて絵付けをしていたもの。個人的に懐かしい気持ちに。
モーニングタイムに「ハムエッグセット」を選びました。イチゴジャムとママレードがチューブに入っていて塗りやすい。
後日あんみつも美味しかったです!
もとは大曾根駅のあたりで衣料品店をされていた先代が、43年前に瀬戸市で喫茶店を始められたそう。
お店のある場所が山だということ、姓名判断で「山百合」が候補にあったとのことで、名前が決まりました。
マッチにも山百合の写真が使われていたそうですが、数年前に最後の一個をお客さんにあげてしまわれたんだとか。
瀬戸市にはお気に入りの喫茶店がいくつかありますが、この喫茶・軽食山百合はその中でももっとも素敵な喫茶店かもしれません。
レモン糖度 90
喫茶・軽食山百合 愛知県瀬戸市上松山町2-11
次回も至極の純喫茶です。お楽しみに。
(文と写真:レモン糖の日々)
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