清楚可憐な“べっぴんさん”揃い！昭和初期の女子高生制服姿まとめ

2016/12/1 16:20

美女

NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』では、ヒロインの芳根京子演じるすみれをはじめとする、主要キャラの4人の女性の楚々とした美しさに注目が集まっています。ベビー服のアパレルブランドを立ち上げるストーリーなだけに、素朴で可憐なファッションも見所のひとつです。

「人を信じることの豊かさと
夢を叶えていく姿を
私は娘に見せてやりたいです」

来週からもお楽しみに(^^)#べっぴんさん pic.twitter.com/uN3fo20Ws9
— 芳根京子 (@YoshineKyoko) 2016年11月26日

回想シーンに登場する女学校の制服も、乙女らしいグレーの襟がレトロでキュート。昭和初期の女学生は思いもほか洒落ていて、髪型や着こなしにこだわりがあったことがうかがえます。

#べっぴんさん【三宅唯真さん？】悦子様の「皆さん、頑張りましょうね。」に「頑張ります！」と答えていたセーラー服の女学生は三宅唯真さん？でも、三宅さんは女学生時代の悦子様の取り巻きだったハズ。今回はエキストラとしての出演ということだろうか？ pic.twitter.com/BRqkxstF0W
— すっぴんさん (@musicapiccolino) 2016年11月26日

今回は、そんな戦前・戦中・戦後の、制服姿の女学生の愛らしい姿や文化をご紹介します。

■一般の女学生もこんなにキュート！

上段の戦前のものと思われる写真は、セーラー服に帽子をあわせた姿がモダンで上品ですね。上段左は卒業式でしょうか？　卒業証書を丸めて門を出る少女たちは、自信に満ち溢れた威風堂々とした足取りです。

「戦前の女学生」って私たちが考える以上に実はモダンで、オシャレで自由そうなんだよね。これが例の全体主義的で貧しいモンペ姿のようなイメージになったのは戦時中から。時代を逆行していたのだった pic.twitter.com/jRmuttADA3
— グダポン (@bonchacchanga) 2016年8月4日

昭和10年の銀座の女子高生達。現在よりもさらに敷居が高かったと思われる銀座で無邪気に談笑している姿は、かなりの都会っ子に思えます。昭和3年に新築開店して、モダンガールに大人気だったと言われる『資生堂アイスクリームパーラー』に「寄っていきましょう？」といったセリフが聞こえてきそうですね。

Retweeted 戦前～戦後のレトロ写真 (@oldpicture1900):

1935年（昭和10年）。雨の銀座3丁目。雨宿りでしょうか、女学生たちが談笑しています。 pic.twitter.com/jW0t5XaVUu https://t.co/tWucqAE0Ox
— くろだ　ひろし (@hirokuro3) 2016年5月9日

セーラー服に黒のタイツをあわせた女学生。左の写真の女の子の躍動感に若さを感じて微笑ましいです。

戦前の女学生だとこの画像が好き。青春を感じる。 pic.twitter.com/lvaHlgzXXc
— mold (@lautrea) 2015年7月9日

冒頭でご紹介した写真は、『いまトピ』の過去記事「【約85年前の日本】昭和7年の食事シーンや道路標識などが何かおかしい！？」にも登場した85年前の女学生2人組は、下記の動画の2:48秒頃に登場し、カメラを意識しクスクス笑いあいながら去ってゆきます。左の少女の含み笑いは「ヤバい……」というセリフが似合いそうな若いシニカルさを感じ「ご存命なら100歳になる世代の人も、こういう表情をするんだ！」という驚きを感じました。

■女学生達の憧れ？　女優や音楽家など美少女達の制服姿

過去記事『朝ドラっぽい？柳原白蓮より波乱万丈な大正生まれ天才美少女諏訪根自子』でもご紹介した、大正9年生まれのた天才バイオリニスト、諏訪根自子のセーラー服姿は少女漫画から飛び出したように高潔な美しさです。

諏訪根自子（すわねじこ）さんの若い頃って本当美少女なんだよなぁ… pic.twitter.com/RzhX4Hct2K
— Green Pepper (@r2d2c3poacco) 2016年3月13日

美少女として誉れ高かった彼女だけあってその制服姿は神々しいほどですが、膝上丈のスカートが現代的な一方、セーラ服に白と思われるタイツをあわせていることに時代を感じます。

戦前の女学生 pic.twitter.com/cwCnkJPPIX
— カナザワ映画祭™代表 (@eiganokai) 2016年11月27日

昭和5年生まれの女優、桂木洋子のセーラー服姿。綺麗なおでこを強調するピンどめでアップした前髪と顔周りで無造作に遊ぶパーマが大人っぽく、清潔感ある色香が漂っています。

桂木洋子（故人）作曲家・黛敏郎（故人）夫人。 #美人だと思う人を挙げる pic.twitter.com/14q8I85QdR
— ちいくぼ (@littlekubo) 2016年6月23日

終戦の年、昭和20年に生まれた昭和を代表する女優・吉永小百合の、カチッとしたブレザーの制服姿が知的です。

https://t.co/k2Rnj5RggL
「青い山脈　吉永小百合さん(寺沢新子) Yoshinaga Sayuri」
原節子さんのは島崎雪子が主役
こちらは寺沢新子が主役 pic.twitter.com/25qMe0Fzdt
— ゆきちゃん (@marinamiries) 2016年9月17日

大正13年生まれ、日本のシャーリー・テンプルと言われた人気子役、高峰秀子の女学校の制服姿と、大正9年生まれの“永遠の処女”と呼ばれる人気女優、原節子の教師風の装い。笑顔がキュートな高峰秀子が着用している制服は、チェックのハイウエストのスカートとブレザーにネクタイという、今見ても洒落たトラッドなデザイン。

1939年(昭和14年)
映画での高峰秀子さんと原節子さんの
2ショット
節子さんは19歳かな pic.twitter.com/HwFJms8U93
— ゆきちゃん (@marinamiries) 2016年10月22日

昭和6年生まれの華族出身女優、久我美子のセーラー服姿。白い帽子がお嬢様風で、避暑地の別荘で出会う少女のような爽やかさ……。

久我美子「あんみつよ、先生」#東宝の女優 pic.twitter.com/6dE2N2dXcC
— 在韓亭日人 (@maikeru525) 2016年3月11日

■目を見張るオシャレさの戦前少女カルチャー

下記は、80年前の女学生が卒業アルバムに描いたイラストとのことです。現代の絵本や雑誌のイラストにも使えそうなクール＆ポップなタッチで描かれたこの絵の作者は、ご存命であれば90代後半になるのでしょうか？

80年前の女学生が卒業アルバムに描いたイラスト。僕らが持つ戦前のイメージとちょっと違うポップな感じ。 pic.twitter.com/3hgrJM4wO7
— 銀ちゃん (@0916tai) 2014年3月26日

昭和10年頃の少女達をターゲットにしていたと思われるファッション広告。まさに『べっぴんさん』の世界観です。左側のティーンエイジャーと思われる少女2人の服装は、やはり襟とタイツ特徴的ですね。制服にタイツを合わせるスタイルは、この季節に現代の女子高生が取り入れれば、あったかくレトロ可愛いさが演出できそうです。