M・ジャガーと同性愛?デヴィッド・ボウイと前妻アンジーの奇妙な夫婦生活
「20世紀で最も影響力のあるアーティスト」にも選ばれたイギリスのロック歌手デヴィッド・ボウイが、1月10日に、約1年半のがん闘病の末死去しました。
昨日、伝説のミュージシャン、デヴィッド・ボウイさんが亡くなりました。追悼の意味をこめて、そのソ連旅行の顛末をめぐる、あっと驚く記事をご紹介します。https://t.co/YtNHAF6AIV pic.twitter.com/7CdpXMUo69
— ロシアNOW (@roshiaNOW) 2016, 1月 11
亡くなる2日前、69歳の誕生日を記念して『★』を発売したデヴィッド・ボウイ。「ここを見上げてごらん。僕は天国にいるよ」と自らの死を示唆するような、意味深な歌詞を含む曲が収録された同アルバムがリリースされた日に撮影された写真には、余命いくばくもない状態にもかかわらず、生き生きとした表情のダンディな姿が写し出されています。
死去する2日前のデヴィッド・ボウイを御覧ください
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— sakamobi (@sakamobi) 2016, 1月 13
前妻との間の息子で映画監督のダンカン・ジョーンズは、父親の死去について、「とても残念で悲しいけれど本当です。僕はしばらくオフラインになります。皆さんに愛を」とツイートしました。
We join the world in celebrating #DavidBowie, seen here at #Sundance '09 for his son @manmademoon's premiere of MOON pic.twitter.com/OYf3zOdCxz
— SundanceFilmFestival (@sundancefest) 2016, 1月 11
そんなデヴィッド・ボウイの妻は、ソマリア出身の元スーパーモデル、イマン・アブドゥルマジドです。今回の訃報に対しても、ツイッターとフェイスブックの公式アカウントで「苦しみは本物、そして神も」と発言しています。
A look back at #DavidBowie and Iman's incredible love story: https://t.co/fEDoZfdOTc pic.twitter.com/eFhVOCvBzy
— Entertainment Weekly (@EW) 2016, 1月 12
イマンと言えば、マイケル・ジャクソンの「リメンバー・ザ・タイム」のPVに出ている女王役が有名ですね。銅色の肌に長い首、エイジレスな美貌と抜群のスタイルを誇る絶世の美女ですが、今回はイマンではなく、デヴィッド・ボウイをめぐるもう1人の美女、前述ダンカン・ジョーンズの母である、前妻アンジー・ボウイとの奇妙な婚姻関係に注目してみたいと思います。
David Bowieの奥様Imanさんは、Michael Jacksonの「Remember The Time」のこの方です!
#RIPDavidBowie
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— 山咲こむぎ KomugiYamazaki (@mugicha814) 2016, 1月 12
1970年に結婚したアンジーとデヴィッドですが、1972年、デヴィッドは雑誌のインタビューで、自分がバイセクシャルであること、そして妻のアンジーも同様である、と公言しています。「僕たちは1人の男をはさんで横になっていた」という衝撃的な発言も物議を醸し出しました。
How Gaga was Angie Bowie back in the day? #cbb pic.twitter.com/qgZi3Mghk4
— Juno Dawson (@junodawson) 2016, 1月 5
アンジー・ボウイ、こと、メアリー・アンジェラ・バーネットは、女優の卵をしている19歳の時に、22歳のデヴィッド・ボウイとライブハウスで出会い、互いにバイセクシャルであることを告白しあって意気投合し、恋に落ちました。アンジーは「結婚式の前日に、男と女と同時に寝た」と発言しており、彼らの結婚生活は自由であると同時にかなり破天荒なものでした。
Back in 1975, Angie Bowie proposed a television pilot based on Stan Lee's 'Daredevil'. (photo still by Terry O'Neill) pic.twitter.com/D1JieyzhjV
— Iconic Images (@IconicImagesNet) 2015, 7月 16
またアンジーは、デヴィッドが、「ザ・ローリング・ストーンズ」のミック・ジャガーと裸でベッドに寝ているところに踏み込んだ時のことも、『ザ・サン』紙のインタビューで回想しています。
Angie Bowie - CBB - Gutted. pic.twitter.com/euS0MuKdob
— Mimi (@TreacleTowers) 2016, 1月 4
お互い愛し合いながらも、自由な恋愛を許しあっていた夫婦でもあったので、アンジーはさほど驚くこともなく、「2人が恋愛関係にあったのか、じゃれあっていただけなのかは分からない」という私見を述べています。
1971年には、2人の間に息子のゾウイも誕生します。ゾウイ・ボウイと呼ばれたこの少年が、前述の映画監督ダンカン・ジョーンズです。
パパのデヴィッド・ボウイに抱かれたゾウイ・ボウイこと、現 ダンカン・ジョーンズ。ボウイ一家のおでかけシーン。 pic.twitter.com/Wcri2k50R3
— 赤間家 (@aquamamena) 2015, 5月 5
互いに中性的で、シャープで美しい夫婦でしたが、大スターとなったデヴィッドは長期間家を空けることが多くなり、寂しさからドラッグに溺れたアンジーは自殺未遂を繰り返し、2人の関係は70年代の終わりには破局を迎えます。
http://t.co/T5h3dJ50LN rockandrollpicsandthings:
David and Angie Bowie on a sunday walk, 1971 pic.twitter.com/lEgJqDzY7u
— Foto Gaceta (@FotoGaceta) 2015, 6月 29
その後もアンジーは、ポーランド系イギリス人ドゥルー・ブラッドとの間に娘をもうけ、暴露本を出版したり、自らもアルバムを出したり、精力的に活動を続けています。
一方、デヴィッドは、1992年にスーパーモデル、イマン・アブデュルマジドと運命的な出会いを果たし、「まるでもう一度思春期が訪れたみたいな気持ちだ」と語るほどの熱愛ぶりで娘のレクシーを授かります。浮名を流し続ける生活態度も一変し、その愛は生涯続いたと言われています。
David Bowie and Iman Mohamed Abdulmajid pic.twitter.com/56ZBvuHKku
— 土屋アソビ (@wtbw) 2016, 1月 12
デヴィッドにとって、長い期間、穏やかに愛し合ったイマンとの関係は得難い真実に愛であったことは想像に難くないですが、一方で、人生のうちでほんの短い期間…最も中性的で奇抜で美しかった時代に愛し合ったアンジー・ボウイとのツーショットもまた、今見ても、見惚れるほどスタイリッシュで魅惑的です。
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【参考】
ロックスターの女たち - ヴィクトリア バルフォア (著), 吉田 真弓 (翻訳) 音楽之友社
(星野小春)