90年代のきゃりーぱみゅぱみゅ?元祖青文字系カリスマモデルあんじ
最近ではきゃりーぱみゅぱみゅ、佐野ひなこをはじめとする青文字系モデル出身の芸能人が活躍がめざましいですね。東京の原宿などで多く見かける個性派ファッションで人気の、「Zipper」「CUTiE」 などの青文字系雑誌。数々のカリスマモデルを輩出しているジャンルではありますが、青文字系カリスマモデルは一体いつごろから登場したのでしょうか?
ファッション雑誌好きの30代女性の中には、あんじ、というモデルを覚えているかたもいらっしゃるのではないでしょうか? 90年代後半、小柄な体型にもかかわらず、青文字系雑誌のカリスマとして君臨していた美少女です。
やばかわいいの出てきた!YUKI!あんじ!実日子!CUTIEの付録。 pic.twitter.com/0VMgHTZMm6
— MARIE (@mariehannah_m) 2014, 6月 4
おおきな瞳に甘いベビーフェイス、プックリとしたほっぺで抜群にお顔がキュートで、それでいてスタイルはファッションモデルにしては小柄で手足もさほど長くない。折れそうに華奢なのに儚さの欠片も無い非常にヴィヴィットな魅力で、ロリータ的な甘さとパンクな威圧感が混在する独得の安定感を生み出していました。
きっかけは姫の連載「千秋の苺カレー」を読むためだったけど、篠原ともえ、YUKI、PUFFY、あんじ、市川実和子、FLIP FLAP、小西真奈美、山田麻衣子、好きな人だらけで発売日楽しみだったなー!(敬称略) pic.twitter.com/8IvL3xCR0z
— 思織@感謝道重 (@S_O_Rainbow6) 2014, 8月 24
パンキッシュな服装もどこかファンタジックに着こなしてしまうモデル力の高さも秀逸で、不思議な存在感が同世代の少女達に熱烈に指示されたあんじは、青文字系スターモデルの走りと言っていいかもしれません。
“9s9: junieのあんじ http://t.co/3kfufRREC6 #私たちの90sカルチャー pic.twitter.com/ahv7Np43f4”
買ってたわぁ……_(」∠ 、ン、)_
— ★ひぃ☆低浮上中 (@tommyjessica) 2014, 5月 15
きゃりーぱみゅぱみゅを見ると、ふとあんじを思い出すことがあります。お顔はそれほど似ていないのですが…。二人共、カリスマモデルになる前にグラビアモデル的なお仕事をしたことや、売れている若手ミュージシャンとの華やかな交友関係が噂されるあたりも共通していたりします。
『JUNIE』大好きだったなぁ。あんじの表紙懐かしい…なんて思いながら検索したら、当時あんじの表紙のヘアメイク担当されていた方のブログが♡私この6冊全部持ってた!(写真お借りしました)http://t.co/LYKnqPhNLw pic.twitter.com/DhNHEvlIpk
— MARIE (@mariehannah_m) 2014, 5月 2
容姿的にはモデルよりアイドル的でありながら、恋愛の話題もオープンな媚びない姿勢で同性の支持を集める…。今となっては珍しくない、マネキンとしてのスタイルのよさではなく、可愛いお顔とファッションセンスを前面に押し出して着こなしを魅せる存在感も90年代には新鮮に思われていました。
ラブ・ソング: あんじ ¥240(¥1,200) http://t.co/NwzIDPQt 〈CUTiE〉や〈JUNIE〉、〈PeeWee〉などでストリート・ファッションの超人気モデルとして活躍中のあんじが新曲をリリース。ラヴリーな楽曲は要チェックだ!
— 音楽ソフトバーゲン情報 (@MusicBargain) 2012, 5月 5
現在は、パールジュエリー・ブランド「AngiePearl」をプロデューサーとして活躍中とのことです。ファッション雑誌のモデルさんが、その後アパレルのプレスや、ファッションカメラマン、デザイナーに転身するのが流行したのも、90年代ロストジェネレーション世代の特徴かもしれませんね。
芸能人になるより、「ファッション業界だけのカリスマ」くらいのポジションが一番楽しくオシャレでアンチも作らず居心地が良い、といったマイジャー志向がまだ根強く残っていた世代なのかもしれませんね。
(星野小春)