男子も海外出身者も熱狂!KAT-TUNライブツアー『comeHere』でつながった縁

2014/9/27 23:50 柚月裕実 柚月裕実


7月からスタートしたKAT-TUNの2年ぶりのコンサートツアー『KAT-TUN LIVE TOUER 2014 comeHere』に行ってきた。




4人体制になって初のツアーとなる今回は、KAT-TUNにとって出発の地である東京国際フォーラムを皮切りに全国9ヶ所をまわった。ホールからアリーナまでファンとの距離を縮めようとするこだわりが随所に見えた。ツアーのラストを飾ったのは東京代々木第一体育館、9月26日(金)から3日間に渡って行われ無事に幕を閉じた。

長らく天井席の常連だった私も、アリーナ席がまわってきて嬉しさ倍増。「メモをとるよりもこの時間を楽しもうよ」と以前メンバーが言っていたので、その言葉どおり、今回はメモをとらずにライブを堪能してきた。

私が参戦した代々木公演では男性ファンの姿も多くみられ、メンバーの亀梨が「今日は男性が多い!」と嬉しそうに話したほか、MCではゲームや「ファミ通」ネタで男性ファンと盛り上がる一幕も。老若男女、幅広い層から愛されているのが印象的だった。


■KAT-TUN人気はワールドワイド!

さて、KAT-TUNのライブといえば、最後に必ず会場の全員がお隣さんと手をつなぎ、亀梨の合図で「We are KAT-TUN」と繋いだ手を上げてしめくくるのがお決まり。ライブを通して一体となった会場がさらに一体化する瞬間だ。最後にこれがあると知っているだけに、隣に座る人とは自然と会話が生まれやすい。何気ないやりとりやファンならではの会話を通して仲良くなることも珍しくない。

そんな流れで横浜公演後に知り合った海外出身のhyphenさんがいる。会場からちょっと離れた場所でTシャツが目印となって会話が生まれ、この代々木での再開を誓った。 (普段も着られるカッコイイTシャツを作ってくれてありがとう!)

代々木公演後にそのハイフンさん二人と食事をしながら色々なことを語った。普段は主にツイッターを通して、外国人ファンと英語でやりとりをしていると教えてくれたが、なかなか日本人ハイフンさんとのつながりができないと話していた。

「日本人ハイフンさんともっと仲良くしたい!」と話す中東出身のRIKAさん。好きな曲は『HIDE and SEEK』という亀担。日本語が堪能な彼女はもっとたくさんの人と交流をもちたいと思うが、「話しかけたら迷惑になるのではないか」、「外国人と仲良くしたいと思っていなかったらどうしよう」と、積極的になれずにいると話す。

「全員とは限らないけれど、日本人ハイフンさんともっと仲良くなりたいと思っている外国人ファンは多いです。中には日本語が喋れる人もいますので!」と目を輝かせていた。特別なことをするのではなく、ご飯に行ってKAT-TUNについて語ったり、お誕生日会やDVD鑑賞会をしたりと、ファンライフを共に楽しむ機会を持ちたいそうだ。

ジャマイカ出身のLYANさんも、日本のマンガが好きで「ヤマトナデシコ七変化」を読んだことをきっかけに、ドラマで主演をつとめた亀梨の存在を知る。そして「GOLD」を聞いて一気にKAT-TUNファンになったという。外国人ハイフンさんの間では田口君の人気が高いそうで、スタイルの良さや屈託のない笑顔、ダンスが上手いところが人気だと教えてくれた。

日本の文化に興味をもって来日した二人。海外にはアイドルという概念がないこともあり、男性アイドルの存在は新鮮にうつるようだ。

「あの曲が好き!」「カトゥネット高丸おもしろかった」「カウコンの『ON& ON』をもう一度みたい」などなど、日本語と英語、いや単語の羅列やジェスチャーでも盛り上がるからすごい。二人とも亀担ということで、亀梨君をはじめKAT-TUNの人気は国境をも越えるのかと思うと、ファンとしてはとても誇らしい気持ちになった。

ファン同士が集まってあれこれ雑談をするのは至福のひととき。彼女たちとの会話を通して、新たな角度から彼らの魅力を再発見することができた。ライブに参戦しただけでも十分すぎるくらいに満足だが、こうした出会いもKAT-TUNがつないでくれた縁。日頃からたくさんの幸せを与えてくれる彼らには感謝してもしきれません。

(柚月裕実)