【TVに出ない美女図鑑】ロリ系美少女好きは男子だけじゃない?女子のためのロリータドール 琉花

2014/8/21 14:20 星子 星子



こんにちは。TVにまだあまり出ていない美女・美少女をご紹介しております星野と申します。前回は一般受け&男子受けも意識した美少女モデルをご紹介したので、今回はグンと“女子受け”に寄せて、ハイファッション誌で人気のドーリー美少女をご紹介したいと思います。エトレンヌ所属の琉花。年齢は非公表ですが、数年前に出演したミュージックPVでは小学生位に見えることから、10代前半~半ばだと思われます。最近では「マジョリカ マジョルカ」の広告に出演して話題になりました。


■ 男受けロリータと女受けロリータの決定的な違い



クラシカルな白いドレスを着てソファーに横たわる写真の、気だるげな色気は衝撃的です。数年前にフランスの「Vogue」に登場してブリジット・バルドーの再来と話題になった10歳の美少女モデル・ティレーヌ・レナ=ローズ・ブロンドーを思わせるようなSEXY&スタイリッシュな迫力。日本男子はロリコンが多いなんて言われることがありますが、ファッション誌のモデルを見る限り日本女性も実はそこそこロリータ好きが多いようです。性別問わず、儚い物・淡いものへの憧れが強いのかもしれませんね。



70年代にブルック・シールズが12歳の少女娼婦を演じた映画「プリティ・ベビー」を思わせるメイク…あどけない顔に真っ赤なルージュの対比が鮮烈です。色気は充分にありますが、多くの日本の男性が美少女に求める色気とはちょっと違いそうですね。男受けロリータと女受けロリータの決定的な違いは、“親しみやすさと人間くささの有無”ではないでしょうか?男性受けする美少女は柔らかいナチュラルメイクで親しみやすい隙を演出し、女性受けする美少女は無機質な端正さに鮮やかな色彩を載せて妖精っぽさを演出します。




■ TVに出ない美女・美少女のための事務所?

所属事務所の エトレンヌの所属モデル一覧は、まさにTVに出ない美女の隠れ家のように思えるラインナップです。「流行通信」や「装苑」などのハイファッション誌で活躍し、TVは化粧品などのCM以外にはあまり出演しない…「好感度を上げるターゲットは女子」に振り切った美女が多く所属しています。




所属モデルの芸名も、「ローリーズファーム」のイメージガールをつとめる美少女“花梨”など、TVに出ないどころか検索にすらひっかからない“下の名前のみ”の方が多いです。生々しいキャラクターが見えず二次元(紙面)でしか存在に辿り着けない感じが、よりいっそう妖精っぽさに拍車をかけます。モード系美女たちの中でも“花梨”は、若き日の原田知世や石田ゆり子を思わせるような美貌で男性受けも良さそうなので、ご興味のあるかたはチェックしてみてください。



作家、山田詠美のエッセイに

<女性誌のすみっこで仕事をしている者から言わせてもらえば、最大公約数の中にいる人気者は、それがレジェンドにならないかぎり、モード的には、それこそアウトなのである(「ライ麦畑で熱血ポンちゃん」55ページより引用)>

という一説がありますが、“そもそもメジャーになりすぎるのは無粋”という考え方が主流だった時代の、古き良きモデル事務所の香りを感じます。




■ 生活感の排除こそ正義!

琉花の公式プロフィールもモード系のメイクを施した浮世離れした写真揃いです。素顔も美しいことは確実ですが、公式ブログを見ると、すっぴんを見せるような隙を作らず、それどころか顔写真すらほぼ掲載していないようです。(2014年8月現在)そんな所も、モード系モデルとしてのプロ意識を感じます。



決して個性的な顔立ちのモデルさんではなく正統派美形で、なおかつ抜群に若いのでメイクによっては男受けもしそうな顔立ですが、徹底して“ナチュラルなスキを作る”ことを排除しているあたりターゲットを女性に絞っていることが伺えます。ツイートを見ても、圧倒的に女性人気が高いようです。


■ 出し惜しみするからこそのクラス感も?

お人形のような美少女であることは疑いようも無いですが、芸能界は美少女の宝庫。特に美女率が高いハーフの層の厚く、唯一無二の美貌というわけではないかもしれません。その中で女性からの支持を獲得し絶妙なクラス感を醸し出しているのは、あまり露出を増やしすぎず、浮世離れした写真や映像作品でしか見ることができないイメージ戦略にあるのかもしれませんね。




■ 中でも少しプライベート感のあるお写真も…

生活感の無いモデルさんではありますが、スナップによっては少し私服のように見えるお姿も拝見できます。塩顔イケメンモデル坂口健太郎とのツーショット写真はペアのフィギュアのようなかわいさで、どちらのファンも思わず目を細めてしまいそうです。



いかがでしたか?雑誌「Olive」が現存していれば表紙を飾っていたと思われる“遅れてきたOliveモデル”感が、少女のみならず30代以上の女性受けも良さそうです。お肌の美しい若い女性が濃いお化粧をするのはもったいないというご意見もありますが、美しいキャンバスに美しい絵が描きやすいように、抜群に若いからこそ鮮やかに映えるメイクも存在するようです。素顔の美少女もかわいいですが、溢れんばかりの透明感をあえて鮮やかな色彩で覆うメイクは贅沢で、童話の挿絵のように幻想的な仕上がりですね。

(星野小春)