【天才すぎる!】北欧ティーカップでお茶を淹れる面倒を即解決

2021/9/25 19:30 明菜 明菜



こんにちは、缶入りの茶葉に悩まされる、美術ブロガーの明菜です。ポットでお茶を淹れた本格的なティータイムに憧れて、ティーバッグではない缶入りの紅茶を買ってはみるものの、

ティーポットや茶漉しを洗うのが面倒くさい……

1杯だけ淹れられば充分なんだけど……

と、本格ティータイムに向かない性格のため、結局ティーバッグに落ち着いております。ティーバッグのお茶だって美味しいですもんね。



ですが、むき出しの美味しい茶葉をいただく機会があり、せっかくだから美味しく賞味したいのです。しかし手間がかかるのは嫌だな……

そんなときに頼りになるのがGoogleさん。「ティーカップ 茶こし」で検索したら、素晴らしいプロダクトが見つかりましたよ!



フィンランドのキッチンブランド『マギッソ』の茶こし付きティーカップです。白と黒の2色展開。

この商品、とんでもない革命を起こしておりまして、カップと茶こしが一体化しています。ティーポットを使わず、カップだけで茶葉からお茶を淹れられるのです!



使い方も簡単。まず、カップの内側の小さなスペースに茶葉を適量入れ、お湯を注ぎます。

そのまま2~3分ほど置いて、お茶が出終わったな~と思われるあたりで、はい!



カップを傾けてください! ロフト付きの部屋のように、お湯と茶葉が完全に分離しているのが伝わるでしょうか?(茶葉がロフト)

マギッソの茶こし付きティーカップの素晴らしいのが、2種類の傾きで自立するように作られていること。傾きを変えることで、茶葉にお湯が浸ったり、お湯を切ったりできるんです。



考えた人、頭良すぎない? カップに茶こしを内蔵させる発想もすごいし、傾きを活用する発想もすごい。天才ですね。

茶こし部分のフィルターは取り外せるので、飲み終わった後、茶葉を捨てたり洗ったりするのも簡単です。ティーポットの注ぎ口の奥を洗う難しさに比べて、踊りたくなるほど簡単。



なお、

・2種類の傾きを利用するのでカップが大きく、片手で持つのはちょっと不安(取っ手もない)
・茶葉がほぼ動かないので、お茶のポテンシャルを引き出す本格的な淹れ方には不向き

といった課題らしきものがあり、合わない人もいると思います。とはいえ、私が探していた「とにかく簡単に茶葉からお茶を淹れたい」というニーズはしっかり満たしてくれる、超優秀な商品です!



価格は3000円前後とティーカップにしてはお高め。しかし唯一無二の素晴らしいアイディアだし、茶こしやら何やらの面倒くささを「傾き」で一発解決してくれているわけで、私にとっては完全なる黒字です。

北欧らしいシンプルなデザインと、軽やかな発想が素晴らしいマギッソのティーカップ。とりあえず1杯、自分のために手軽にお茶を淹れたい人に使ってほしい商品です!



【おまけ】
スウェーデン語に「FIKA」という言葉があります。コーヒーブレイクつまりお茶の時間を意味する言葉です。

美味しいお菓子と共に休憩時間を楽しむことは、スウェーデンの文化だそうで、一般的に午前中に1回、ランチをはさみ午後に2回、およそ2時間ごとにフィーカするとのこと。

もっと北欧文化について知りたい人にお勧めの一冊がこちらです。


『わたしの北欧案内 ストックホルムとヘルシンキ』

カルダモンが香る焼菓子、眺めのよいレストラン、美しい雑貨、森の中のホテル……選び抜いた情報と美しい写真で最高の街歩きを紹介する至福のガイドブック。