あの名曲そっくり!現代の凄腕ギタリストが80年代オマージュ。80sロックの名曲達。

2021/8/10 20:50 KIN KIN


https://www.amazon.co.jp/dp/B096TR9CJH/ref=ntt_mus_dp_dpt_1

このアルバムジャケット、なんか懐かしくありませんか?40年ほど前に流行った様なイラストの様なトーンの色合いやデザインです。

ところが、これは今年、それもつい先月、現代の三大ギタリストの一人とも言われるジョン・メイヤーが出したアルバム『sob rock』のジャケットデザインなのです。2021年7月16日発売のアルバム!

まずはこのアルバムから、この曲を聞いてみてください。

John Mayer - Last Train Home (Official Video)


昔からのロックファンは、あ!あの曲に似てる!と思ったのではないでしょうか?

Toto - Africa (Official HD Video)


こちら1982年の曲TOTO「アフリカ」です。スタジオミュージシャンが集まって作ったバンドTOTO、その80年代のヒット曲です。リズムの取り方といい、アレンジといい、似てますよね。

現代の三大ギタリストと言われるジョン・メイヤーがなぜこの2021年に80年代音楽に似ている曲を出すのか。そう、ジョン・メイヤーのデビュー20周年を記念する今回のアルバムのテーマが80年代なのです。自分が聞いてきた音楽へのラブレターとしてのアルバムとの事です。

更にはこの曲「Last Train Home」にはTOTOのメンバーも一部参加。そう、オマージュであり、狙いなのですね。


https://music.apple.com/jp/album/sob-rock/1568819304

なんと、アップルミュージック ストリーミングのサムネイルには「THE NICE PRICE」シールまで貼られているという凝り様。当時、お買い得アルバムに貼られていたシールですね。こちらも昔の音楽ファンはニヤリとしてしまいます。

アルバムの曲には80年代のエリック・クラプトン(初代三大ギタリストの一人!)のギターソロの様な音もたくさん出てくる。ギタリストとしてのリスペクトも感じられるところ。

ちなみに現代の三大ギタリスト、残る二人はジョン・フルシアンテ(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)、デレク・トラックス(デデスキ・トラックス・バンド)と言われています。なお、初代の三大ギタリストは先に出たクラプトンとジミー・ペイジ、ジェフ・ベックの三人。

さて、同じアルバムからこちらの曲も。

John Mayer - Why You No Love Me (Official Audio)


こちらも80年代に流行ったバラードの様です。アレンジを工夫するとこんな80年代風の曲になるのですね。

Chicago - You're the Inspiration (Official Music Video)


シカゴ「君こそすべて」。80年代のバラードと言えばシカゴを思い浮かべる人も多いと思います。こちらの曲もヒットしました。

さて、この70年代終わりから80年代にかけて大人向けのイメージの洒落たロックが流行りました。日本ではAORなどと言われているジャンルですが、今回のジョン・メイヤーのアルバム『sob rock』はこの頃の音楽を意識している様ですね。この頃の名曲を幾つかご紹介したいと思います。

Dire Straits - Sultans Of Swing


ダイアー・ストレイツ「悲しきサルタン」。ジョン・メイヤーのアルバムにはこのダイアー・ストレイツっぽいギターの音も楽しめますね。

Daryl Hall & John Oates - Wait For Me (Official Video)


ホール&オーツ「ウエイト フォー ミー」。ヒット曲も多い二人組。ポール・ヤングがカバーしてヒットした「エブリタイム ゴー アウェイ」など大人っぽい曲を多く出しています。

Christopher Cross-Sailing-lyric video


クリストファー・クロス「セイリング」。デビューアルバムからのヒット曲でグラミー賞の楽曲賞などを受賞した名作です。

他にもTOTOのメンバーがバックバンドを務めていたボズ・スキャッグス、都会のイメージを曲に表現したドナルド・フェイゲンなど当時流行ったオススメはたくさん。この時代独特のアレンジや雰囲気はありますが、今でも良い曲としてあり続ける曲ばかりです。この時代をジョン・メイヤーがリスペクトするのも納得です。