「真田丸」「ブラタモリ」でも注目!“本当の大坂城”から発見された犬の土人形がカワイすぎる

2016/12/9 10:00 いまトピ編集部 いまトピ編集部



いよいよあと2話となったNHK大河ドラマ「真田丸」。最後の戦い「大坂夏の陣」を描くのに2回だけなんてまさか豊臣方は全員“ナレ死”!?とか、もう「#真田丸どうでしょう」も見られなくなる…とか切ない気持ちの御仁も多いのでは。

現実では夏の陣(1615年)で豊臣氏が滅亡し大坂城が焼失した跡地に、江戸時代に入ってから徳川氏による大阪城が築かれます。つまりいま私たちが見ているのは秀吉が作った“本当の大坂城”ではないのです。

先日の「ブラタモリ#54 大坂城・真田丸スペシャル」でも、「みんな300年以上も勘違いしていたけど、太閤はんの大坂城の基礎部分を“盛り土”ですっぽり“埋め殺し”してその上に徳川氏が城を作った」と紹介。その証拠として昭和34年(1959年)に地下7mで発見された豊臣時代の石垣を映していました。


オリジナル大坂城の痕跡である石垣はもう1箇所、昭和59年(1984年)にも発見されていて、現在「大坂城 豊臣石垣公開プロジェクト」が進行中。露出公開展示するためのホールや解説施設を作るための資金をクラウドファンディング等で募っているのだそう。

そのプロジェクトサイトのコラム「秀吉が見た土人形」で紹介されている、豊臣時代の“本当の大坂城”内から発見されたというのがこちらのワンコ!


何でしょう、この反則級のカワイさは!!!

ポチポチッと適当に刺してつけたようなつぶらな目、あざといまでの垂れ耳、全体的にぽってり丸みを帯びたゆるふわなフォルム…しかも中には小首をかしげたものまで!

手びねりで作られていて多くは体長5cm×高さ3cmくらい、大坂城築城開始の1583年~秀吉が没した1598年までの地層から出土したものだそうです。


おしりもめっちゃカワイイ……

これらの犬形の土人形、用途は「安産」や「子孫繁栄」祈願用ではないかとのこと。現代でも犬は安産の象徴として「戌の日」に安産祈願に行く風習があるので、歴史の繋がりを感じますね。

大坂城でたくさん作られたワンコは持ち帰られて全国に広がったり、実はもっと昔の時代から各地に存在したそう。探ってみると犬だけでなく色んな動物をかたどった小さな土人形が出るわ出るわ、日本人の「ゆるカワ好きDNA」のヤバさを目の当たりにすることに…!

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