「世界で最も住みやすい街」からクラーナハがやって来た!

2016/11/25 13:00 Tak(タケ) Tak(タケ)


世界中星の数ほどある街の中で8年連続で「世界で最も住みやすい街」に選ばれている都市はどこだと思いますか。ロンドン?ニューヨーク?ベネチア?それとも東京??

残念ながらどれも不正解。
それどころか名だたる大都市はベスト10にすらランクインしていません。「住みたい街」ではなく「住みやすい街」というのがポイントです。




「Mercer presents: Quality of Living City Rankings 2016」による調査で8年連続で1位に輝いた街。それがオーストリアの首都ウィーンです。



《世界で一番住みやすい街ランキング》

1位:ウィーン
2位:チューリッヒ
3位:オークランド
4位:ミュンヘン
5位:バンクーバー
6位:デュッセルドルフ
7位:フランクフルト
8位:ジュネーブ
9位:コペンハーゲン
10位:シドニー



美味しいものが食べられ、治安が良く犯罪発生率も少なく、政治的にも安定し高い生活クオリティーが得られる街としてウィーンは2位以下に大差をつけての堂々1位を獲得しています。

ウィーンは他の都市が欲しくても決して得られないものを有しているからです。そう、それこそウィーンが世界に誇る芸術文化です。



クラッシック音楽、ウィーンフィル管弦楽団にオペラにカフェ。いずれも誰しもが知る歴史ある芸術文化です。そして忘れてはいけないのが絵画。アートの世界です。


数ある美術館の中でもウィーン美術史美術館はかつてヨーロッパの覇者ハプスブルク家の豊富なコレクションを現在に伝える世界屈指の美術館。

ウィーンがなぜゆえ世界で最も住みやすい街なのか、ウィーン美術史美術館がどうして世界屈指の「美の殿堂」であるのかを作家でエッセイストの阿川佐和子さんがレポートする特別番組が11月27日(日)午後3時から放送されます。




せっかく海外旅行をするなら色々な都市を観てまわりたいものですが、ウィーンは何度でも訪れてみたくなる多くの魅力を湛えています。さほど渡欧経験のない自分ですが、ウィーンには3回も行っているくらいです。(しかも3度目の旅ではウィーンに一週間滞在!)

ウィーンはどうしてそんな気持ちにさせるのか、一体どこに惹かれるのか、きっと阿川さんの特番『サワコのひとり旅inウィーン~巨匠クラーナハが愛した芸術の街へ~』を観ればその謎も解き明かしてくれるはずです。

ウィーン美術史美術館と10年間にわたるパートナーシップを日本で初めて締結したTBSだからこそ紹介できる映像も満載。美術ファンにとっては嬉しい内容となっています。これは見逃せません!



ウィーン美術史美術館でのクラーナハ作品展示風景

そしてまさに今、世界に誇るウィーン美術史美術館からルネサンス期のドイツを代表する画家クラーナハの作品が、世界遺産に登録され注目度がぐんと上がっている上野の国立西洋美術館にやってきています。

「クラーナハ展―500年後の誘惑」
http://www.tbs.co.jp/vienna2016/

番組内では「クラーナハ展」の様子や出展作品のうち数点が紹介されています。そのナレーションを担当したのがTBSの井上貴博アナウンサーです。

平日の午前中に放送されている情報バラエティー番組『白熱ライブ ビビット』の出番を終えた後、スタジオに現れた井上アナに突撃インタビューを敢行!




クラーナハの作品に描かれている情けない男性を観るととても親近感がわくと同時に、男は何歳になっても同じだな~と思い「安心材料」となったそうです。

またキリッとした女性像ではなくクラーナハが描く妖艶な女性の姿に新鮮さを覚えると同時に惚れ込んでしまったとか。結局500年経っても男は変わらないものですね。


今回、番組のナレーションを務めるにあたり「クラーナハ展」の資料をかなり読み込んだそうです。普段美術展にはなかなか行けない井上アナですが、逆にその疎さが武器となり目にするもの全てに興味関心を抱けたとのこと。

これを機に近い将来、展覧会の音声ガイドを井上アナウンサーが務める日も来るのではないでしょうか。



緊張感張り詰める収録スタジオの様子。


僅かなイントネーションや発音のズレがあると何度でも再集録が行われます。プロのアナウンサーでもやはり完全な形でナレーションをつけること難しいのですね。

世界一住みやすい街ウィーンが誇る美の殿堂ウィーン美術史美術館を紹介する特別番組は要チェックです!


ドイツ・ルネサンスを代表する芸術家・クラーナハが愛したウィーンの魅力に阿川佐和子が迫る!『サワコのひとり旅inウィーン~巨匠クラーナハが愛した芸術の街へ~』
1月27日(日)午後3時~3時30分放送!
http://www.tbs.co.jp/program/vienna2016.html



「クラーナハ展―500年後の誘惑」

会期:2016年10月15日(土)~2017年1月15日(日)
開館時間:午前9時30分~午後5時30分
毎週金曜日:午前9時30分~午後8時
※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし、2017年1月2日(月)は開館)、2016年12月28日(水)~2017年1月1日(日)
会場:国立西洋美術館(巡回:国立国際美術館)
http://www.nmwa.go.jp/
主催:国立西洋美術館、ウィーン美術史美術館、TBS、朝日新聞社
後援:外務省、オーストリア大使館、BS-TBS、TBSラジオ、J-WAVE
特別協賛:大和ハウス工業
協賛:大日本印刷
協力:オーストリア航空、ルフトハンザカーゴ AG、日本通運、西洋美術振興財団

公式サイト
http://www.tbs.co.jp/vienna2016/
Twitter
https://twitter.com/tbs_vienna2016


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