田中聖が脱退メンバーに「大切な仲間」INKTがツアー完遂

2016/1/5 09:44 いまトピ編集部 いまトピ編集部


「INKT第二章のはじまりかな」――メンバーの想いが詰まったツアーファイナル。渋谷CLUB QUATTROがいつもにまして熱気に包まれた。





12月5日の埼玉・HEAVEN'S ROCK さいたま新都心VJ-3を皮切りに行われた、INKTライブハウスツアー『Re:birth of INKT TOUR2015-2016』が、1月4日東京・渋谷CLUB QUATTROでファイナルを迎えた。

東京、大阪、名古屋の3大都市に加えて、今回は新潟、宮城、南は福岡、広島と縦横無尽に全国8ヶ所をまわりツアーを完遂した。地方のファンにINKTの音楽と世界観、笑顔そして笑いも届けた。


■KOKI「順風満帆ではなかった」

新年を迎えて間もない東京は、冬であることを感じさせない穏やかな陽気。渋谷CLUB QUATTROの周辺には早くからファンが詰めかけていた。

ステージの近さはCLUB QUATTROならでは。カウントダウンが始まると手拍子も大きくなっていく会場。メンバーが登場するなり、割れんばかりの大歓声があがる。「Fight For Freedom」からスタート。



「ラストだぞ東京ー!」KOKIの言葉にしっかりと応えるオーディエンス。メンバー全員が体を激しく揺らし音を奏でると会場も揺れた「45’」。KOKIとGtのkei、BassのmACKAzが3人揃ってジャンプをすればオーディエンスも縦に揺れた「FTW」。ツアーラストの幕開けは、スタートからとんでもない熱気を帯びている。

「そんなもんかよ、東京そんなもんか!?」
ツアーのラスト。煽るKOKIを筆頭にメンバー全員の気迫が違う。ファンも一つ一つの音を大切に味わうように、頭を激しく上下させた。

「あけましておめでとう!あけおめ、12月でツアー沢山まわって東京に帰ってきました。 多分、俺らの方が楽しんじゃってるから。俺らに負けないように楽しんじゃってね!」

去年からスタートしたツアーの集大成ともいえる今回のライブハウスツアー。まったく同じことをやっても意味がないとKOKIがいう。

「歌っていい?」
「歌わせてもらいまーす!」

KOKIの口調にフロアからは「かわいい!」と口々に聞こえてきた。ここで新曲を披露、“暴れられる曲”「A Whole New World」へ。笑顔で楽しそうに跳ねるkeiとキーボードのkissy。

「幸せはあるいてこない〜」MCではセンターに立ったmACKAzがフロアを翻弄していく。「一日!」と言えば「一歩」と答えるオーディエンス。続いて「渋谷QUATTRO」コール。元気いっぱいな声がフロアを満たす。さらに「Shangri-La」で左右に激しく腕を振って揺れる会場。衰えることを知らないSASSYのDrumsが盛りたて、kissyが横にジャンプしながら上手から下手へ移動。KOKIの隣で両手で大きく腕を振る。メンバーとオーディエンスが一体となる会場。



■2016年は「INKT第二章」



2016年はINKT第二章のはじまりかな――KOKIの言葉どおり、これまでにないアコースティックコーナーがスタートした。

keiのギターが流れるよに「ずっと」へ導く。KOKIがゆっくり、やさしく歌声を乗せた。しだいに声量を増してフロアに響き渡る。 これまでに聞き慣れた世界観を崩すことなく、アレンジを加えて新たな楽しみ方を教えてくれた。続いて「Past & Future」も大人のアレンジで魅了した。

「このタイミングではじめてあわせた一番大切な曲を歌わせてください」
会場にいくつも上がる手にも力がこもる、そんなファンの想いものせた。 ラストはオーディエンスに背を向け、右手人差し指を高く突き上げた。
「あっという間の丸一年。順風満帆……順調でもなかった。人間的にもステージに立つ人としても一段階も成長できたかな」

「ラストスパートいってみよう!!」

MC明けは「The Gift」。煽るメンバー。ここでもマイクを持ってステージを駆け回るkissy。

俺らの始まりの曲、俺らの一番大事な曲――KOKIの言葉が全てだ。「Trigger」によってフロアは最高潮へ。 歌詞の最後をファンに託すKOKI、もちろんフロア全体で大合唱。最後を飾るのは「サイサリス」。歌い上げたKOKI「俺たちがINKTだコノヤローー!」思いきり叫ぶ。





なりやまないINKTコールに答えたINKTのメンバー。 TシャツにキャップをかぶったKOKI、メンバー全員Tシャツ姿で登場。

「ツアーファイナルだから発表したいじゃない?」4月からはINKT主催でツーマンツアーを開催することが発表された。続いて、夕焼けを思わせるオレンジ色に染まったステージで披露した新曲。

歌い終わると長くて熱いメッセージを口にしたKOKI。根拠のないバッシング、楽曲を聞いたこともない人から楽曲を否定される……辛い胸の内を明かした。

「今日から第二章だよINKTの。俺の第二章なんだよ。こうやって集まってくれるみんなの為に俺は何ができるかって、後ろ指さされてもバカにされても唾はきかけられても、俺走り続けるからさ。
止まって考えて答えてるほど頭良くねーし。だから走り続けて、ステージ上でマイク持って死ねるように、みんな1人残らずついてきてくれ。それが俺にとっての最高の幸せです。今日はありがとう」

熱い想いがこもった言葉を受けて涙で顔を覆うファン。フロアに響き渡って胸に刺さるメッセージだ。

「Wonder lust」を終えてMC。もう一つお知らせが……と、マイクがkissyに渡ると「辛い報告になってしまいます。1月4日、このツアーファイナルを以て僕は脱退することになりました」悲鳴が聞こえ、騒然となるフロア。

「色々、本当に急なタイミングで急なお知らせになってしまって申し訳ないですが。本当はもっと早くにお知らせしたかったんですが。脱退の大きな理由としては、僕の勝手な個人的な理由なんですけど、INKTの外でもっと色んな音楽活動を広げていきたいという思いが日に日に強くなっていって。メンバーと相談して、僕の強い思いをみんなに無理矢理聞き入れてもらったという形で決まりました。いままで本当にありがとうございました」

短い時間だったが、丁寧に事情を説明をした。「第二章」そのもう一つの意味はkissyの脱退を意味した。

「そんなに深刻にならなくてもバンドにはよくあることだし、こいつわがままだからしょうがない(笑)本当に、どいつもこいつもな(笑)」
音楽やめるわけじゃないしと笑顔でフォローを入れるKOKI。

「逆に俺らはポジティブで4人で第二章をチャンスだろうね。ピンチはチャンスだと思うし」
「大事な仲間だし、第二章って言ったところでこいつがいたことは何もかわらねーし。5人でINKTだと思うし。kissyはINKTのメンバーだから」

リーダーkeiも「泣いて終わるのもイヤなんで、もう一曲やっていいですか? 笑って終わろう、笑って送り出してやろう!」

5人では最後となる「Trigger」。keiがkissyの近くに、mACKAzも後ろにまわる。大音量の中「ありがとう!ありがとう!」と何度も叫ぶkissyの姿があった。

昨年、夏のファーストツアーを皮切りに、国内をはじめブラジルやシンガポールなど、海外のフェスにも参戦するなどグローバルに活動を続けるINKT。

残念ながらkissyの脱退が発表されたが、2016年第二章の幕開けとなるINKTに期待を寄せたい。





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『Re:birth of INKT TOUR2015-2016』@渋谷CLUB QUATTROセットリスト

01 Fight for freedom
02 45’
03 FTW
04 新曲
05 A Whole New World
06 Shangri-La
07 ずっと
08 Past & Future
09 Dreamcatcher
10 新曲
11 The Gift
12 Trigger
13 サイサリス
<アンコール>
01 新曲2
02 Nobody Knows
03 Wanderlust
04 Trigger
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《INKTインタビュー記事》
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《ライブレポート》
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(TEXT/いまトピ編集部・田幸)