あなたはいくつ分かる?美術館カルト画像クイズ

2015/11/24 14:00 Tak(タケ) Tak(タケ)


美術館・博物館は当然ながら作品を観に出かける場所ですが、それぞれ建物や展示空間はまさに千差万別。通いなれた方なら展示空間の写真を目にしただけでも「あっ!これあそこのミュージアムだね!!」と一目で分かるはずです。

そんなミュージアム通を自称する方々に今回は「美術館カルト画像クイズ」に挑戦してもらいます。要領は簡単です、以下にアップした10枚の画像を見てどこのミュージアムか、美術館・博物館名を答えるだけ。

さて、さて何問分かるでしょうか!Let's challenge!!


問題:次の10枚の写真を見て、どこの美術館・博物館か答えなさい。(都内及び近郊のミュージアムです)


【問1】



【問2】



【問3】



【問4】



【問5】



【問6】



【問7】



【問8】



【問9】



【問10】



いかがでしたか~バカにするな!ってほど簡単でしたか。それとも一つも分かりませんでしたか。それではお待ちかねの答え合わせと参りましょう。簡単な解説も付けておきますね。


解答と解説:

【1】東京国立博物館
http://www.tnm.jp/
ご存じトーハクこと東京国立近代博物館。この黒電話は本館(日本ギャラリー)のラウンジにあります。来館者は使うこと出来ませんが、むかーしから、ここにあるのでいつも行くたびに「こんにちは」と挨拶してきます。ちなみにラウンジからは、裏手の日本庭園を一望できるテラスにも出られます。

【2】山種美術館
http://www.yamatane-museum.jp/
来年で開館50年を迎える山種美術館。2009年10月1日に千代田区三番町から現在の渋谷区広尾に移転し新美術館を構えています。受付やカフェ椿がある1階の壁面は天然の大理石が使われていますが、その中にいくつかアンモナイトの化石が埋まっています。この写真以外にもあるので次回行かれた際は探してみて下さい。

【3】東京ステーションギャラリー
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/
今から100年以上前の大正3(1914)年に辰野金吾の設計により完成した東京駅丸の内駅舎内にある美術館。東京駅と言えば美しい赤レンガの駅舎です。内側は本来、壁を設置してしまうので構造用レンガが見えませんが、ステーションギャラリーではあえてそれを露わにし趣を出しています。尚、黒いところは空襲で炭化してしまった「木レンガ」です。

【4】三井記念美術館
http://www.mitsui-museum.jp/
昭和4(1929)年に建てられた三井本館ビルの中にある美術館。元々は三井系の銀行が入っていたため、このような扉の厚さ24.5cm、重さ8tもある米モスラー社製の堅牢な扉が各階に大小24個設置されているそうです。錆止めのグリースが塗られているので手を触れないで下さいとの注意書きも(あっ!そちらを問題にすれば良かったかな)。

【5】DIC川村記念美術館
http://kawamura-museum.dic.co.jp/
千葉県佐倉市にあるDIC川村記念美術館には広大な庭園(散策路)が併設されています。てくてく歩いていった奥にある広場に設置されているのが、ヘンリー・ムーア「ブロンズの形態」。せっかく遠くまで来たのですから美術館だけでなく、四季折々の自然が満喫できる庭園にも。尚、現在庭園の一部はリニューアル工事のため閉鎖されています。リニューアル・オープンは3月中旬の予定だそうです。

【6】神奈川県立近代美術館 鎌倉館
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/
日本で最初の公立近代美術館として昭和26(1951)年に開館してから64年間愛されてきた神奈川県立近代美術館 鎌倉館も、来年(2016)の1月末で閉館がきまりました。そのカマキンのマスコット的存在でもあるのが、イサム・ノグチ「コケシ」。回廊式の美術館の中庭でいつも二人仲よく微笑んでいます。まだ一度も行かれたことのない方、タイムリミットあと僅かです!

【7】埼玉県立近代美術館
http://www.pref.spec.ed.jp/momas/
コイン・ロッカーのひとつに作品(宮島達男「Number of Time in Coin-Locker」)が入っています。これは全国でも、ここでしかお目にかかれない珍しいものです。一度行かれ、ロッカーを使われた方でしたらまず100パーセントこの作品を目にしているはずです。そして一度見たら忘れられない不思議なインパクトがあります。詳しくは、はろるどさんのブログで!
http://blog.goo.ne.jp/harold1234/e/7f776ac0b0d3dd3db2ae0d1f023fa079


【8】三菱一号館美術館
http://mimt.jp/
明治27(1894)年にジョサイア・コンドルの設計で建てられたオフィスビル三菱一号館。1968年に解体されますが、2009年にふたたびもとの姿で建てなおされ現在では三菱一号館美術館として使用されています。一部だけ色の違う部分が階段にあります。これは解体後も保存していた元の建物の階段の手すりを再利用しているためです。復元への情熱が垣間見られます。

【9】国立西洋美術館
http://www.nmwa.go.jp/
国立西洋美術館は、いち早く1998年に地下を含めすべてを地盤から絶縁する日本初の免震レトロフィット工事を行いました。その免震構造の一部が、地下一階の休憩室から見られるようになっています。分かりやすい解説パネル付きです。お見逃しなく!免震リニューアル工法「免震レトロフィット」の概要については清水建設のサイトに掲載されています。
https://www.shimz.co.jp/tw/tech_sheet/rn0266/rn0266.html


【10】パナソニック 汐留ミュージアム
http://panasonic.co.jp/es/museum/
全自動おそうじトイレ「アラウーノ」と言えば、パナソニック(松下電工)の大ヒット商品のひとつです。そのトイレが体験できる美術館です。パナソニック汐留ミュージアムはビル全体がまさにショールーム。美術館の中で使用されている各種照明器具ももちろんパナソニック製です。ちなみに山種美術館や国立国会図書館でもパナソニック製のLED照明を使っています。
http://www2.panasonic.biz/es/lighting/led/case/index5.html


さてさて、皆さんいくつ合っていたでしょうか?よろしければ正解数をTwitterかFacebookで教えて下さいませ!