「会いたかった!」ファンのサプライズに涙…SHINeeのソウルコンにいってきた

2015/5/19 16:12 西門香央里 西門香央里



5月14日から16日にかけて、筆者はソウルに行ってきました。
SHINeeのソウル公演(ソウルコン)の初日を見るためです。
14日の仕事後に最終便に飛び乗りソウルに発ち、15日にコンサートを見て、16日の夜に羽田に帰国する…という弾丸一人旅でした。

ソウルは何回も行っているものの、現地でSHINeeを見るのは初めて。
「日本と韓国でのSHINeeは違うよ」と知り合いなどから聞いていたので、どのように違うのか?と期待と不安が入り混じりながら当日を迎えました。
今回はつたない記憶をたどりながら、SHINeeのソウルコンのレポをお送りしたいと思います!


■グッズはほぼ完売!等身大パネルに長蛇の列!

今回の「SHINee WORLD IV in SEOUL」は5月15日から17日までの3日間、オリンピック体操競技場で開催されました。
このコンサート開催の数日前、突如SHINeeが5月18日に第4集アルバム「Odd」でカムバックをすることを発表!

日本などでの活動は活発にしていたものの、「Everybody」以来約1年7ヵ月ぶりの韓国でのカムバックです。
私が参加した初日の15日はアルバム「Odd」のタイトル曲、「View」を含む、新曲5曲を初披露!ということで、事前に公開されたティーザーを見ながら期待で心が高まります。

<アルバム「Odd」のティザー動画>


夕方ごろ、会場に到着するとすでにお祭り状態。今回は日本のファンの姿をとても多く見かけました。



遅く到着したものの、グッズを購入しようと思いブースに行ってみましたが…。





がーーーん…もうクローズしていました。
しかも、どのグッズもほぼ完売T_T(iPhoneケース欲しかった…)もっと早く来ればよかったと後悔…。ペンライトくらい記念に買いたかったと思っても後の祭りです。

がっかりしながら入口方面に向かっていると、なにやら人だかりが。



そこには今回のコンサートのポスターのビジュアルを使ったメンバー別の等身大パネルが。ファンの方たちは、このパネルと2ショット写真を撮るために並んでいたのです。



筆者は恥ずかしいのでやめました…。

今回の会場のオリンピック体操競技場のキャパは約1万5000人。
筆者の席はほぼステージ正面の2階席の後方でしたが、この会場は非常に見やすくなっており、最後列でもステージがかなり近く感じます。東京ドームなどで見てきた筆者にとって、この近さは興奮ものです。

今回、グッズのペンライトを購入することが出来なかったので、日本から前回のアリーナツアーのペンライトと、ドームで配布されたウェアラブルのペンライトを持参しました。



実際に席についてみると、思ったより近くてドキドキ…
会場を見回しているうちに、あっという間に開演時間です。


■ファンの目を釘付け!ミンホの鍛え上げられた肉体美!


VCRが流れた後、オープニングで新しくアレンジされたデビュー曲「Replay」が。
韓国でデビューをしたのが7年前。明らかに大人になり成長した姿に、その当時を知らない私も感慨深いものを感じました

<デビュー曲「Replay」>

こんなに幼かったSHINeeももう大人…。

デビュー当時の彼らの姿に思いをはせているうちにSHINeeが目の前に現れます。

コンサートのために編集された「Note + Clue + Sherlock」をはじめ、「SHINe」、「Stranger」、日本のオリジナル曲である「Picasso」などの激しいナンバーを立て続けにパフォーマンス。
初っ端から全力でダンスし歌うSHINee。激しいダンスをしながらリップシンクではなく、生歌でパフォーマンスできる実力。彼らの魅力はいつだって全力であること。筆者もそうですが、その部分に惹かれた人は多いのではないでしょうか。
そして、久々のソウル公演に対する相当な気合いを感じました。ファンもそれに応えるようにどの曲でも大合唱です。

今回のソウル公演では、「Piccaso」をはじめ、「Your Number」、「Lucky Star」、「3.2.1」などの日本オリジナル曲をすべて韓国語で披露。歌が始まった瞬間に、「あれ?韓国語?」と戸惑いましたが、いままで日本語で聞いてきた曲を韓国語で聞けてちょっと得した気分です。
一部の曲ではみんなで歌えるように正面のモニターに韓国語の歌詞を表示。日本での最新曲「Your Number」ではサビの英詞の部分では大合唱になりました。

<日本オリジナル曲「Your Number」>


もちろんMCはすべて韓国語。
筆者はハングルは読めますが、簡単な韓国語しかわからないので、MCはぜんぜん分からず(なので、MCを絡めたレポは一切出来ません…)
とにかくMCが長い(笑)ですが、話している内容は分からなくても、SHINeeの5人がとてもリラックスしていることは感じられました。
日本と比べるとメンバーとファンとの距離も近く感じ、「これが韓国でのSHINeeなのか」…と実感

ステージが進むにつれてパフォーマンスも熱くなり、ファンもどんどん熱気を帯びてくるものですが、もっとも熱くなった瞬間がありました…。

中盤の「Dynamite」のパフォーマンス時に、センターステージでミンホがおもむろにジャケットをはだけさせたのです!その中からは…

ムキムキに鍛え上げられた肉体が!!

逞しい胸筋と割れた腹筋に会場内のファンたちは、大絶叫!!!ただでさえ熱くなっていた会場内はさらにさらに熱を帯びました。
まるでギリシャ彫刻のようで…筆者の目も釘付け(写真をお見せできないのが本当に残念!)
今回、女性ファンの視線を一番かっさらっていったのは、おそらくミンホでしょう。

※ミンホの肉体美を見たい方は、こちらのKstyleさんのレポからどうぞ
SHINee、7年間の集大成…新曲初披露から肉体美まで


■新曲「View」はディープハウスナンバーの「オトナSHINee」


コンサートの終盤、待ちに待ったカムバック曲の「View」を披露。普段着のようなコーディネイトの衣装に身を包んだ5人がステージに。

披露された「View」はこれまでのダンサブルな曲とはまったく違う印象の80年代を彷彿させるミディアムテンポのディープハウスナンバー。
「オトナSHINee」といった感じです。

<新曲「View」>


「Sherlock」や「Everybody」のような激しいダンスソングを期待していると肩透かしかもしれませんが、彼らのコンセプトである、「コンテンポラリーバンド」(「音楽、ダンス、ファッションなど全ての分野で現代にあったトレンドを提示し、リードしていくチーム」と意味を持つ)という名にふさわしく、幅広くどんなタイプの曲もこなせる彼らの一面を堪能できるナンバーだと思います。
「View」の作詞はメンバーのジョンヒョンが担当。サビ部分の歌詞がとても印象に残ります。

そして、今回のステージでは「Love Sick」、「An Ode To You」、「Woof Woof」、「An Encore」の4曲の新曲を披露。
「Woof Woof」では5人が犬の耳と尻尾を付けて登場!あまりの可愛らしい姿にファンたちはメロメロでした。


■「会いたかったよ」…ファンからのサプライズに男泣き


本編が終わりアンコールを待っている間、ファンが立てた企画で「Hello」を会場で歌うことに。実はすべての座席にこのような紙(スローガン)が置いてあり、表は韓国語でメンバーに向けたメッセージ(これは最後にメンバーに向けて掲げます)、裏にはこのアンコール前の歌の企画が書いてありました。


韓国語、英語、日本語で説明文が。

ファンが歌う「Hello」が響き渡る会場内。2コーラスくらい歌い終わったところでVCRが流れ、メンバーの登場。デビュー曲の「Replay」でアンコールが始まりました。

そして最後の曲で、ファンがいっせいにメッセージの書かれたスローガンを揚げると…。



そこには韓国語で「会いたかったでしょ?」のメッセージ。
メンバーたちはこのメッセージを愛おしそうに眺めていました。

最後の曲が終わり、センターステージに並ぶ5人。
話し始めたジョンヒョンがいつのまにか涙を流し始め…。オンユも話しながら言葉につまり、気がつくと目から涙が。テミンは泣かないように努めていたけど、時々感極まったように言葉につまり。ミンホもずっと頭を伏せていました(顔を上げたときは泣いてはいなかったけれど)そしてキーも涙涙涙…。

1年7ヵ月という長い期間を待ち続けてくれた韓国のファンたちの気持ちが伝わったのかもしれません。
待っている間も決して休んでいたわけではなく、海外の活動を活発にしていたわけですが、自分たちの国で活動を再開する日をファンが待っていてくれたことに彼ら自身もきっと安心したのではないでしょうか。

最後は隅々までファンに挨拶をして回り、名残惜しむようにセンターステージから姿を消しました。

ファンの思いと、それに対する感謝の気持ちが垣間見れたコンサートでした


配布されたスローガンを持つSHINee。韓国語で書かれたメッセージは「会いたかったでしょ?」SHINeeの返事は「会いたかった!」
(写真はSHINee Official Websiteより)


■どんな「音」でも5人が集まれば「SHINee」


18日に公開になった、1年7ヵ月ぶりの4枚目のニューアルバム「Odd」。
「Everybody」や「Dream Girl」など、ダンサブルでパワフルなナンバーが多かった前作「The misconceptions of us」とは全く異なった色を見せる作品です。「Odd」はこれからの季節にゆるっとした気分で聞くのにぴったりな一枚に仕上がっています。

筆者も「こんなSHINeeもあったのか!?」とびっくりしてしまったけれど、さっきも書きましたが、彼らのコンセプトである「コンテンポラリーバンド」には「音楽、ダンス、ファッションなど全ての分野で現代にあったトレンドを提示し、リードしていくチーム」と意味を持っています。いまのトレンドにあわせていくSHINeeだからこそ出来あがった作品が「Odd」なのかもしれません。
5人が合わさったときに出来る「音」はどのような形になってもSHINeeなのです。

オンユのやわらかく癒される声、ジョンヒョンの感情豊かなパワフルな歌、ミンホの優しくセクシーな笑顔、歌もラップもダンスもなんでもこなせるキー、そしてテミンの羽が生えたみたいな飛ぶように軽やかなダンス…。
5人5色の色がそれぞれが輝くからこそ生まれる「音」と「存在」がある…そんな魅力にあふれたグループ、SHINee
それをコンサートを通してひしひしと感じることが出来ました。


5月25日にはデビュー7周年を迎えるSHINee。
これからもずっと「輝くSHINee」でいてほしいと願っています。


(西門香央里)