明太子ジャニーズ!V6長野博のグルメぶりがヤバイ

2015/2/14 23:59 柚月裕実 柚月裕実


長野博のなっとくめし

2月12日放送の『アメトーーク』(テレビ朝日系)のテーマは、明太子芸人。ゲストには博多華丸・大吉の華丸、ケンドーコバヤシ、アンジャッシュ渡部、ロバートとおなじみの芸人が並んだが、そこへなぜかジャニーズのアイドル、V6の長野博が登場。「明太子ジャニーズ」として熱く語った。

と、そのまえに「ちょっ明太子芸人ってw」、「明太子ジャニーズw」とツッコミが流れたTL。アイドルからウルトラマン、そしてグルメ通と進化していく長野博の活躍ぶりを振り返ってみたい。

■明太子の基礎知識から名店の味まで、明太子芸人を振り返ってみた

華丸の司会でまずは明太子の基礎知識から。明太子の原料はスケトウダラの卵。17世紀ごろには朝鮮半島で作られていたとされる、意外と歴史のある食べ物だ。

明太子の語源を華丸から聞かれると長野は「ミョンテ」と回答。朝鮮半島ではスケトウダラを明太(ミョンテ)ということからスケトウダラの子→明太子となったそうだ。

見事、明太子の語源を言い当てた長野。続いて「一腹あたりの粒の数は?」という問いにも「20万くらいですかね」と答えて正解。アイドルの域をはるかに超えた本気の回答。詳しいのは肉だけじゃなかったんだ。

ちなみに明太子とタラコの違いは、タラコ→スケトウダラの卵を塩漬けしたもの。明太子→塩漬けタラコを唐辛子などの調味液につけ込んだもの。と一度タラコにしたものを調味したのが明太子というわけだ。
そして日本で明太子を広めた人は、ふくや創業者の川原俊夫。昭和24年からつくりはじめがあまり売れず、昭和50年代新幹線の開業などと共に関西地方に広まったそうだ。特許はとらず明太子のレシピを公開して製造業者も増えたとのこと。

グルメ通として、またお店にも詳しいアンジャッシュの渡部に続いて、長野も名店を紹介。南池袋にある『元祖めんたい煮こみつけ麺』を紹介。 「メニューはつけめんしかないんですけど、中太麺のもちっとした麺に10種類以上の野菜を煮込んだスープで」と流れるようにメニューの詳細を説明した。

続いて代々木の『うどん慎』。「ここはすごくうどんにこだわりがあってですね、まず打ち立て。その日提供するうどんの分しか打たないんですね。それで注文が入ってから切るんです。切っておくってことをしない。そして茹でたての『三たて』のうどんなんです。」

映像と長野の説明がマッチして食欲をそそる。そしてうどんの食べ方をレクチャー。最後はかしわ天で明太子の粒をひとつ残らずすくって食べる方法を伝えた。

明太子あるあるを聞かれると長野は、「明太子を食べるじゃないですか、そうすると後半忘れた頃に口の中に残るじゃないですか、粒が。その残ったやつを歯でつぶしてふわっとくる塩味の余韻に浸る」と明太子の味わい深さを伝えた。

食通オススメの食べ方として渡部と長野が対決した。

渡部の「明太子ポテトサラダたくあん入り」に対して長野は「うまい棒めんたい味ごはん」。うまい棒を碎いてご飯にのせて、おこのみでとうがらしとしょうゆをたらすというB級グルメを紹介。

二品目は渡部が「明太子納豆お揚げ焼き」、長野は「明太子ごはん&ごま油」を紹介。ごはんの上に明太子、きざみネギ、ごま油をたらして混ぜてのりで巻いて食べるというもの。試食した中村アンも宮迫をうらなせて見事、長野が勝利した。


おかげで深夜に明太子を猛烈に欲することとなった今回のアメトーーク。長野は現在、NHKBSプレミアムで放送中の『腫れ、ときどきファーム』(毎週金曜夜11:15~)にも出演中。野菜を育てて収穫しては、その季節ならではの食べ方を紹介している。さりげないうんちくと探求がやみつきになる長野。次はどんな食材を紹介するのか楽しみだ。

(柚月裕実)