可愛いのに怖い・怖いのに可愛い…モフモフすぎる“マヌルネコ”とは

2015/1/8 20:00 星子 星子



前々回のコラム 「ネコ科最強のかわいさなのに触れない…超凶暴なモフモフ赤ちゃん」 では、砂漠に生息する獰猛でかわいすぎるネコ科のいきもの、スナネコをご紹介しました。



絶対なつかないなんて信じたくないほどかわいいですが、なつかないだけでなく、日本の動物園にはいないので簡単には見ることができないという縁遠さも切ないです。 今回は、もう少しだけ身近な、日本の動物園で気軽に見ることができるネコ科のかわいい野生動物をご紹介します。



みなさんは、マヌルネコというモフモフ生物をご存知でしたか?モンゴル語でマヌルとは「小さいヤマネコ」を表します。体長50-65cm程度で毛が長く、主に中央アジアに生息するネコ科マヌルネコ属に分類される動物です。



野生のネコ科動物の例に漏れず獰猛な一面もあり、釣り上げ震わせて、大きな犬歯をむき出し、威嚇する顔は衝撃的です。



野性的ではあるが、丸い、強いのか弱いのは判断に苦しく容姿ですね……。



多分うかつに手を出すのは危険かと思われますが、上記のような状態だったら、思わず撫でてしまいそうです。



お顔だけ見ると獰猛そうなのですが、なんともいえない愛嬌を感じるのは足の長さのせいもありそうですね。



2本足の写真も。お顔立ちは個体によって差がありそうですが、この写真はなかなか凛々しいお顔をしています。



もし上記のように岩陰から突然マヌルネコが現れたら…怖いような気もするしでもかわいい…逃げる、追い払う、モフる、という選択肢のうちどれを選べばよいのか悩ましいところです。



残念ながら日本で野生のマヌルネコに出会う機会は無さそうですが、「マヌルネコ 動物園」で検索してみると、比較的多くの動物園がヒットします。東京都・上野動物園でもそのずんぐりした愛らしい姿を見ることができるので、ご興味のある方は是非足を運んでみてください。

(星野小春)