藤田朋子の「本来ならば満月」第一回:ネットエッセイ初心者です。

2014/7/28 11:00 藤田朋子 藤田朋子




電話が苦手で、携帯電話にメール機能がつくまでは、ポケットボードを駆使したり、書簡のやりとりがメインの連絡手段であったと言っても過言ではない私です。 エッセイのお仕事の依頼は、よく引き受けさせて頂いていました。

なにせドラマデビューして、その作品の役柄が出版社の編集員だったこともあって、いきなりエッセイ集を出版した輩であります。今、思えばムチャクチャですが、朝ドラのヒロインを演じながら、テレビガイド誌に毎週コラムを執筆し、イラストまで添えて連載までしてました。ちなみに出版した本と、テレビ雑誌のコラム連載は別物です!


とにかく書くのは好きなんです。
だから、書き出すと止まらない。


ブログもやってるんですが、そもそも自分発信ではなくて、事務所の方から「やってくれますか」と勧められて始めたツールでした。

私みたいな人間の日常をお知らせするなんて、図々しいし、誰が読みたいと(知りたいと)思うんだろうか?と、かなり懐疑的でしたが、始めたら、嫌いじゃあない。宣伝なんかもしながら続けてます。

Twitterも先輩俳優さんから「呟けば舞台の宣伝に繋がるから始めたら?」と誘われて始めました。そして今度はネットエッセイです。ドキドキですが、どんな事を綴っていこうか、楽しみです。

ブログにはネットサーフィンしてたまたま読んだ人が「ほっこり」するような事を書こうと心がけてます。Twitterには、短く、思いついたことを書いています。エッセイでは、ブログでは書ききれなかった事などを書きたいな、と思っています。

使い古された言葉ですが、つれづれなるままに書きます。どうぞ、暖かな心で読み進んで頂けましたら幸せです。



第一回目は、そのネットのツールの話を少し。

私が若い頃にはなかったものです。最近、Twitterで、プライベートを呟かれて気分を害した方々の話が番組で取り上げられていたのを見ました。

私も、どこかで見つけられて呟かれているのかしら? 調べたりしないから分らないけれど、本当に、私だったかを確かめないで呟かれちゃうのは困っちゃいますよね。

私がデビューした頃は、街中でファンの方に声をかけて頂いたりしても、カメラを持っている方は少なくて「ああ、写真一緒に撮りたかった~」と写真屋さんへ使い捨てカメラを買いに走ったりするなどしないと、写真は撮れませんでした。また、いつどこにいた、なんていう情報も、ラジオや雑誌の、読者ページ等に掲載される程度でした。

そうそう、前にラジオ番組のパーソナリティをしていたころ、投稿葉書の中に「こないだトコ(私のあだ名)さんをXXさんのコンサートで見かけました!オレンジのコートが素敵でした!」なんていう内容のものがありました。

私はそのコンサートに出かけていなかったし、オレンジ色のコートも持っていませんでした。その時は、ラジオ内で、違う人だったかも…と話題にできたから良いけれど、きっと、似た人を見て「見た」と思ってる方もいらっしゃるのかも? と思った瞬間でした。今は、目の前にいる!とライブで呟いたり出来るんですよね。これ、凄い事ですね。


私はポール・マッカートニーさんの大ファンなんですが、Twitter情報には一喜一憂してます。情報を知りたい私には便利な道具ですが、ポール自身には迷惑な道具になっているのでしょうね…。

この春にポール・マッカートニーのジャパンツアーが行われる予定だったのですが、その公演が中止になったのは、かなりニュースになりましたよね。 熱心なファンの皆様は、少しでもお顔を拝見したいと、滞在ホテルの周辺、ポールが出向きそうな場所に出向き、探りを入れていたのですが、全く情報がまわってこない。

Twitterに、ちょっとでも何か情報があるかと、私も網を張り巡らせて(迷惑極まりない私!)いましたが、なしのつぶて。悲しい~! でも! つまりはポールの周りの人々の優秀さが証明された、という事ですよね!

私の愛するポール・マッカートニー様のスタッフさんは、絶対に秘密を漏らしたりしない! という忠実な方々が集まっていた、という事であります。

素晴らしい!

だって、言いたくなるでしょ、普通、これだけ騒ぎになっていたら…「ほんとはこうで、ああなんだよ、秘密だけど、ここだけの話ね。君にだけ言うから誰にも言わないでよ」って。


感服。

やっぱ、ポール最高だわ。

世界のスターのスタッフさんは一流なんだわ。

あ、いきなりミーハーな始まりになってしまった…でも、いっかな。こんな感じで。ポールの話はきりがないので、今日はこれまで。


(藤田朋子)